アンテナ工事に補助金がもらえると聞いたんだけど、実際はどうなの?
このようなお悩みをもっているかも知れません。
結論的に、4k・8kに対応したアンテナ工事をご検討中の方は、補助金がもらえる可能性があります。
条件は少し厳し目で、一部の人がもらえるものなのですが、まずはご自身が補助金をもらえそうかどうか、知っておくことが大切でしょう。
決して安くはないアンテナ工事ですので、もし使えそうな補助金があるのなら申請しておきたいですね。
そこでこの記事では、4k・8kに対する補助金について3つのポイントをご紹介します。
4k・8kアンテナ工事に補助金はもらえるの?3つのポイント解説
アンテナ工事に関する補助金ですが、ポイントは3つあります。
補助金の対象となる条件
条件が当てはまった場合に、申請する流れ
補助金の申請について必要な書類
それぞれ深掘りしていきます。
補助金がもらえる対象条件は?
補助金の概要はその年によって変わることがあります。
詳しくはご自身でも一度最新情報を調べてみてください。
この記事を執筆時点(2022年5月)での、4k・8kのアンテナ工事の補助金の対象や条件として、ご確認いただきたいのは3つです。
補助金の対象となるのは、すでに設置されているブースターや分配器などです。新設するアンテナ本体やブースターなどは対象外です。
すでに設置してあるブースター、分配器、壁面端子などを4k・8k放送に対応させるため、改修する必要がある場合、その改修費の一部に対して補助金が出る可能性があります。
2017年5月11日以前にアンテナを設置した人が対象です。
個人の住宅や民間の集合住宅が対象であること
いかがですか?
少し対象が狭いのですが、当てはまるのなら補助金を利用できる可能性があります。
補助金の申請方法や流れ
先ほどの条件に当てはまったら、補助金を申請してみましょう。
4k・8k放送に対応させるための補助金の申請は主に4つのステップです。
補助金対象となる登録事業者に見積もりを依頼する
その登録事業者が一般社団法人放送サービス高度化推進協会(A-PAB)に補助金の申請する
※このときに、依頼者であるあなたも、後に説明をする書類を提出します。
登録事業者に対して補助金が下りる。
※あなたに直接補助金が下りるわけではありません。
登録事業者が受け取った補助金の分だけ割引になる仕組みです。
補助金の確定金額が出ると、登録事業者だけではなく、依頼者である、あなたにも通知が来るのでその内容をきちんと確認する。
大切なことは、登録事業者に見積もりをしてもらうことと、必要書類を用意することです。
補助金申請に必要な書類
実際に4k・8kアンテナ工事の補助金申請に必要な書類をまとめていきます。
全部で5種類の書類が必要です。
先に書類の種類をお伝えします。
2つ目:「助成対象者確認書」
3つ目:「助成対象者の身分証明書のコピー」
4つ目:「施工内容確認書」
5つ目:「戸数がわかる資料のコピー」
書類という言葉や書類の名称を見ると、なんだか難しそうで諦めたくなるかもしれません。
ですが、どれも一般的な手続きで使う書類と違いがないことがわかります。
それでは、一つずつを詳しく説明いたします。
委任状
一つ目の書類は委任状です。
ここまでに説明をしたように、実際に補助金を申請するのは登録事業者です。
ですから、あなたが、申請をする登録事業者に対して、「4k・8kのアンテナ工事に関する補助金の申請を任せますよ」という意思表明の証拠となる書類が必要なのです。
これが委任状の意味です。
とは言っても、そんな難しい書類をあなたがイチから作成する必要はありません。
委任状は、登録事業者から渡されるので、内容を確認してから所定の必要項目を記入して、押印すれば完了です。
ちなみに委任状の記入は依頼者である、あなた本人が行う必要があります。
あなたの名義で誰かが記入することは認められていません。
助成対象者確認書
次が、助成対象者確認書という書類です。
これは、4k・8kアンテナ工事の補助金を申請するあなたが、補助金を出す団体に対して、申請の意思を示す書類です。
というのも、、実際にはあなたが補助金を出す団体の人と面会したりする手続きはないため、書類でその意思を示す必要があるのです。
そのための書類が助成対象者確認書という書類なのです。
実際に申請をするのは登録事業者であるため、必要事項を記入したら登録事業者に渡して完了です。
必要事項といっても、住所や氏名などの項目ですから、難しいものではありません。
簡単にまとめるのなら、「私が4k・8kアンテナ工事の補助金を申請をしています」と示す書類だということです。
助成対象者身分証明書のコピー
次は、助成対象者の身分証明書のコピーを用意します。
なんだか難しそうな名前ではありますが、いわゆる普通の手続きに使うものと仕組みは同じです。
不正な申請が行われないように、申請者であるあなたの本人確認ができる書類を出しなさいというものです。
書類といっても、単純に身分証明書のコピーですから、自宅のプリンターやお近くのコンビニエンスストアのコピー機ですぐに用意できるでしょう。
本人確認の身分証明書としては、運転免許証やパスポート、マイナンバーカード、健康保険証、住民票が使えます。
これらのコピーを取っておけば良いのです。
すぐに用意できそうなものが多いですが、補助金の申請をすると決めたら、あらかじめ用意しておくとスムーズでしょう。
定められた身分証明書を用意して事前にコピーを取っておきましょう。
施工内容確認書
次の書類は、施工内容確認書というものです。
この書類は、アンテナ工事を行う業者が工事内容を記した書類に対して、あなたが同意していることを示す書類です。
ただし、この書類については必要なケースと、不要なケースがあります。
必要なケースとは、集合住宅でアンテナ工事を一括して行う場合です。
つまり、もしあなたが戸建て住宅にお住まいの場合や、世帯ごとにそれぞれアンテナ工事をする場合は、この書類の準備は不要です。
実際には、この書類が必要なのであれば、登録事業者から書類が来ますので、その内容を確認して記入すれば完了です。
特に、集合住宅にお住まいの方が書く可能性が高い書類です。
集合住宅にお住まいの場合は確認をしましょう。
戸数がわかる資料のコピー
最後に、戸数がわかる資料のコピーなのですが、これも必要な場合と、不要な場合があります。
必要な場合は、先ほどの施工内容確認書と同じく、民間の集合住宅が一括してアンテナ工事を行う場合です。
この場合は、戸数がわかる資料のコピーが必要です。
ただし、実際には登録事業者があなたに必要な書類を案内してくれるので、あまり難しく考えなくても大丈夫です。
ご安心ください。
つまり、戸建て住宅の場合は、施工内容確認書や戸数がわかる資料のコピーは不要です。
集合住宅でも、それぞれの世帯が個別で4k・8kのアンテナ工事に関する補助金の申請をするのなら、施工内容確認書や戸数がわかる資料のコピーは不要なのです。
まとめ
この記事では、4k・8kアンテナ工事に関する補助金の概要や、対象と条件、そして申請する流れや必要書類についてまとめました。
そもそも対象や条件が狭めなので、実はあまり活用される事例が多くはありません。
でも、もしも対象や条件をクリアできているのなら、ぜひ申請しておきたいところですね。
よく言われる問題点としては、審査や支給に対してかなり時間がかかるという点です。
大体は1ヶ月以上かかることが多いです。
ですから、アンテナ交換の期限が決まっている場合は、そういった意味で活用するのが難しいという問題点もあります。
また、申請のタイミングは、A-PABのホームページで発表されますが、毎年申請できる期間が短いので、注意して確認をしましょう。
アンテナ交換に対して時間的な余裕があって、条件に当てはまる場合には、補助金を活用してください。
コメント