DIYでエアコン取付けできるのかな?
自分でエアコンを取り付けすれば安上がり?
なんて疑問点があるかと思いますが、DIYでエアコンを取付けするにも、事前に知っておくべき注意点があります。
DIYでエアコンの取り付けをするメリットとして、「業者に依頼するよりも安そう」と思うことが多いでしょう。
もちろん、最初からエアコンの取り付けのための道具などを持っている場合は業者に依頼するよりも安く済むケースもあります。
ですが、実は道具代を考えると費用は業者に依頼してもあまり変わらないことが多いです。
また、その上に、DIYにはデメリットもあるのです。
そこでこの記事では、エアコンの取り付けをDIYで行う前に、知っておいてほしい注意点を3つご紹介します。
見よう見まねでやってみたけど、なかなかうまくはいかず、機材が故障したり、かえって高くコストがついてしまったと言うケースも聞きますので、ご注意ください。
ご自分でエアコンを取り付けようとお考えの方は、一度、最後までご覧ください。
DIYでエアコン取り付けを行う際の3つの注意点
3つの注意点とは
2.間違った取り付けをすると機材の故障の原因になる
3.失敗すると余計にコストがかかる
です。
それぞれ深掘りしていきます。
正しい取り付け方と手順をプロにしっかりと学ぶ
注意点の1つ目は、正しい取り付け方や手順について、プロの知識をしっかり学ぶことです。
言うまでもなく、エアコンは精密機器です。
ですから、素人の考え方で漠然と取り付けの作業をすることにはかなりのリスクがあります。
「なぜエアコンが冷えるのか?」と言った原理原則から理解し、正しい知識と正しい取り付け順序で取り付けする必要があります。
また、使う前からエアコンなど機材を壊してしまったり、家や建物を傷つけてしまうと、それこそコストも高くつきますし、元も子もありません。
今は、インターネットを使って、簡単な取り付け方法を調べる事はできますが、プロの目から見て、重要事項の説明などが省かれているケースがあり、「危険だなぁ」と思うことが、しばしば感じられます。
調べて出てくる情報には注意点が省略されている
エアコンの取り付けをDIYでできるように、その方法をまとめたサイトはたくさん見つかります。
最近では、動画サイトやSNSでも調べられるでしょう。
そのほとんどの情報は、エアコンの取り付けをしたい人に、やり方を教えて喜んでもらうためのものであり、エンタメ的な要素が強く出ています。
ですから、エンタメ的には面白くない「重要事項説明」など、大切な部分が省略されているケースがあります。
誰でも簡単に必要な情報にアクセスできる点は、良いことですが、反対に気をつけるべき点でもあります。
DIYで取り付けをするときであっても、「やり方」とあわせて「注意点」なども必ず調べる様にしましょう。
本当に正しい取付け手順の情報なのか分からない
さらに気をつけていただきたいのは、インターネットや口コミの中には、ウソの情報もあるということです。
エアコン取り付け方法を情報として出している人がプロであれば良いのですが、中には、素人が書いた情報や「本当は正しくないけど、自分の場合はこれでなんとかなりました」という情報もあります。
機材を傷めてしまう可能性が高い情報や強引なやり方が紹介されていることもあります。
ですので、情報を発信しているのが、素人なのかプロなのかもきちんと精査した方が良いでしょう。
特にエアコン取り付けなど現場仕事は、周りの環境によって、取り付け方が異なることも多いので、原理原則から知識を理解していないと、失敗してしまう可能性があります。
2.間違った取付けをすると機材の故障の原因になる
間違った取り付け方をすれば、エアコン機材の故障の原因になります。
他にも、正しい取り付けをしていなければ、エアコンの効きが悪くなったり、ガス漏れに繋がる事もあります。
正しく取り付けられていない状態でエアコンを回し続けていると、エアコンが動かなくなったり、故障に繋がるのは必然です。
配管内の空気が抜けないとエアコンが動かない
よくある失敗例としては
・配管の長さを適切に処理せずに取り付けてしまう
と言ったミスです。
エアコンには室内機と室外機があり、この2つの機械を配管でつないで動かしています。
エアコン取り付けでは、この配管の取り付け方に注意が必要で、配管によるトラブルでエアコンが動かなくなることがあります。
ガス漏れにより冷房の効きが悪くなる
先程の配管処理によるミスで、ガス漏れが起こり、エアコンの効き方が悪くなることもあります。
エアコンの取り付けのときにガス漏れをしていれば早くて数日で症状が出ます。
何年か経ってからいきなり調子が悪くなることもあり、症状が出るまでの期間はケースバイケースですが。
素人が取り付けをしたときには、取り付け作業のミスでガス漏れを起こしていることが多いです。
また、室外機の取り付け作業をするときに無理な動きがあると、ガス漏れの原因になることがあるので、これも注意です。
3.失敗すると余計にコストがかかる
エアコン取り付けは、単純にエアコンは室内機と室外機をとりあえず取り付ければ良いのではなく、他にも繊細な部品も多くあります。
よくわからず、無理にご自分で取り付け作業をすると、このような部品を壊してしまうことがありますし、設置する壁などを傷つけてしまうケースもあります。
穴を開ける必要がある場合、壁に関する知識も必要です。
もし、このような失敗をしてしまうと、はじめから業者に依頼するのに比べて、むしろ高いコストが必要になるでしょう。
取付け失敗による業者への依頼
エアコンをDIYで取り付けた場合、もし取り付けを失敗すれば、部品代か、あるいはエアコン自体を買い直す必要があります。
そもそも、エアコンの取り付けにかかる費用は、事前に用意するべき道具などが多いためDIYの場合も業者に依頼する場合も、おおよそ相場は同じくらいです。
今後エアコン取り付けを仕事にするか、頻繁にDIYを行っていくと言う人以外は、失敗するリスク等や手間が増えるだけで、自分で取り付けるメリットがないと言うのが正直なところです。
ちなみに、業者に依頼をすればアフター保証もついてくるので、失敗したとしても安心です。
部品が折れたり機材に合わず部品代が余分にかかる
エアコンの取り付けをDIYで行う場合の費用の相場は、エアコン本体の費用とは別に大体2万円くらいだと言われています。
エアコンをDIYで行うには
・配管用の作業道具
・カバーのための道具
・銅管の加工道具
・真空引きのための道具
・ガス漏れ検知器
・壁穴の保護用品
など、多くの道具や用品をそろえる必要があります。
それだけでなく、揃えた道具や部品が、購入したエアコンの器材や取り付ける場所に合わず、余計に部品代や道具代がかかることもあります。
正しい取り付け方を知らないことでエアコンの部品を壊してしまい、買い直すコストが必要になる場合もあるので、これらもリスクの1つとなります。
まとめ
この記事では、DIYでエアコン取り付けを行う際の3つの注意点について書いてきました。
もちろん、DIYなので、これらのリスクを承知の上でやられるのであれば、好きにやられると良いでしょう。
ただ
・エアコン取付けを仕事をにしていく
と言った人以外は、あまり自分で取り付けるメリットがないので、最初から業者へ依頼するのが無難です。
「エアコン取付けを仕事にしていきたい」とDIYを皮切りに、そう考えているのであれば、なおさら正しく取付け手順を学ぶべきだと思いますので、専用の業者やプロに学ばれることをオススメします。
ちなみに当社も、エアコン取付けを指導するエアコンスクールを運営しておりますので、興味がありましたら、詳細でもご覧ください。
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