エアコンの専用コンセントを増やしたいけど分電盤に空きがない
エアコンの電源は、普通のコンセントではなく専用コンセントが必要です。
ですので、コンセントを追加したいときに、分電盤に空きがないと困ってしまいます。
この場合どうしたら良いのでしょうか?
今回の記事では、そんな悩みについて解決していきます。
エアコンを購入したけど分電盤に空きがない場合はどうする?
分電盤に空きがない場合は増設工事をすれば対応できます。
分電盤の増設工事は電気工事士の資格が必要なので、分電盤に空きがない場合は、専門業者に工事の相談が必要です。
詳しく説明していきます。
エアコンの場合は専用電源が必要
エアコンは家電の中でも、使用する電力が非常に大きい家電です。
そのため、通常のコンセントでは電力が足りなくなり、ブレーカーが頻繁に落ちたり、火災などの事故が発生する可能性があります。
エアコンを購入するときに専用コンセントがあれば良いのですが、場合によってはエアコンを設置したい場所に専用コンセントがないことがあります。
そのときには専用コンセントを増設するのですが、その増設作業をするときに分電盤に空きが必要なのです。
ブレーカーを増設すれば問題なし
エアコンの専用コンセントがない場合でも、分電盤に空きがあれば専用電源の増設ができます。
しかし、分電盤に空きがない場合もあるでしょう。
この場合は、ブレーカーを増設すれば問題ありません。
元々ある分電盤本体の横に、新しいブレーカーを増設することで対応できます。
他にも、事前に確認しておくべきことがいくつかありますので、説明をしていきます。
ご自身でチェックポイントとして確認ください。
本当に分電盤に空きがないか確認する
まずチェックしていただきたいのは、本当に分電盤に空きがないのかどうかです。
というのも、実際には、使われていないブレーカーがあることに気づいていない方もたまにおられます。
分電盤ボックスの外から、つまみのオンオフが確認できるタイプでは、すべてONになっていれば空きがないと判断してしまうかもしれません。
もし、この確認作業が難しければ、一度、相談ください。
ブレーカー増設の注意点
ここからは分電盤を増設する場合の5つ注意点を確認します。
・増設数が限られる
・契約電力の見直しが必要になる可能性がある
・分電盤のスペースがないとボックスが追加になる
・ブレーカーの増設ができないこともある
1つずつ説明します。
配線工事が必要になる
コンセントを増設する際は、どちらにせよ配線工事が必要です。
分電盤に空きがあってもなくても専用業者にお願いする必要があるので、この点は注意しましょう。
増設数は限られる
ブレーカーを増設には数に限りがあり、2個までです。
ブレーカーを増設しすぎると
・漏電の可能性もある
・分電盤ボックスの中の空きスペースの問題
などが理由です。
もし、すでに2つ増設されている場合や、増設数が3つを超えるようなら、分電盤自体を大きなものに交換しましょう。
契約電力の見直しが必要になる可能性もある
契約電力によっては、ブレーカーを増設したことで、アンペアブレーカーや漏電ブレーカーの許容量を超える可能性があります。
ですから、ブレーカーを増設するときには契約電力の確認が必要です。
契約電力の見直しが必要な場合は、必要に応じて対応しましょう。
どのみち、ブレーカーの増設は電気工事士に依頼をしなければいけないので、見積もりの時点で相談をして確認をしてもらうのも良いと思います。
分電盤にスペースがないとボックスの追加が必要になる
ブレーカーの増設をするときに、大切なのは分電盤に増設のためのスペースがあるかどうかです。
分電盤にブレーカーを増設するための空きスペースがない場合もあります。
この場合は、分電盤ボックスの増設が必要です。
つまり、今ある分電盤ボックスの横に、新たな分電盤ボックスを取り付けて、その中にブレーカーを増設する形になります。
この作業についても工事を行う業者と事前に確認をすることになるでしょう。
ブレーカーの増設が出来ないこともある
そもそも、ブレーカーの増設ができない場合もあるので覚えておきましょう。
ブレーカー増設ができないケース
・すでにブレーカーが発熱しすぎている
・ブレーカーの破損や問題
・漏電などの可能性があるとき
このような場合は、増設というよりも分電盤の交換がおすすめです。
業者に問い合わせる前に、上のような例に該当していないか確認をした上で相談するとスムーズだと思います。
アロー電工へご相談
もし、エアコンの取り付けや分電盤の増設などでお困りのことがあれば、アロー電工にご相談ください。
アロー電工では、電気工事のプロがお客様に親身になって相談に乗り、状況を確認後に最適な工事の、ご提案させていただきます。
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