デザインアンテナって電波が弱い?
デザインアンテナは、外観を損ねないテレビアンテナで倒壊などのリスクも八木式アンテナより軽減できるため、人気のアンテナです。
一方で、「デザインアンテナの電波は弱い」とも言われます。
そこで、今回はデザインアンテナについて詳しくお伝えしていきます。
デザインアンテナの電波は弱いのか?
結論を言えば、普通のアンテナよりは電波が弱くなるのは確かです。
しかし、デザインアンテナの電波を良くするためにできることがあります。
以下の3つを確認し対策する事で改善することがあります。
2.ブースターで電波を増強することも検討
3.住んでいる地域の電波状況の確認
このあたりは、取り付け業者さんに相談しながら確認すると良いでしょう。
1つずつ詳しく説明します。
正しい位置に取り付けできているか?
基本的にアンテナは高い場所の方が受信感度が良いです。
八木式アンテナが屋根に設置されるのは、そのためです。
一方で、デザインアンテナは壁面やベランダなどに取り付けます。
従って、設置する位置が低くなり、一般的なアンテナよりも電波が悪くなりやすいのです。
ここで大切なのは、低い場所であっても受信レベルが十分な場所を探すことです。
この辺りは取り付け業者さんの腕の見せ所なので、デザインアンテナの設置は腕の良い業者に依頼することが賢明です。
ブースターで電波を増強する
業者さんが懸命に受信感度の良い場所を探しても、なかなか見つからない場合があります。
この場合は、ブースターを設置して電波を増強する方法があります。
ブースターとは、受信した電波を増幅させる装置で、業者さんと相談の上、これで解決できるかを検討してみましょう。
少し予算の上乗せが必要ですが、ブースターがあれば綺麗にテレビが映ることも多いです。
地域により電波が足りないこともある
実は、あなたの住居の問題ではなく、地域の問題で電波が弱いことがあります。
- 電波塔が遠い
- 周りを山などに囲まれている
- 近くに高層ビルやマンションがある
こうした条件に当てはまると、電波の受信状況が悪い地域だと考えられます。
この場合にも、屋根裏に取り付けるなど、高い位置に取り付けし受信状況の良い場所に設置できる様に対策します。
デザインアンテナのメリット
デザインアンテナのメリットは以下の3つがあります。
2.取り外しがしやすい
3.天候などの悪影響を受けにくい
コンパクトで見た目が良い
デザインアンテナのサイズは、大体2キロほどで、非常にコンパクトな大きさなので、設置した後に家の景観を損ねないメリットがあります。
カラーバリエーションも豊富で、壁面と同じ系統の色を選ぶことで、壁に設置しても、ほとんど目立ちません。
取り外しがしやすい
八木式アンテナと比べるとデザインアンテナの取り外しの工数が少なくかんたんです。
取付金具とセットになっていることが多く、余計な工具や周辺機器の追加費用もかかりづらいというメリットもあります。
とは言え、設置や取り外しは、自分でやらずに専門業者に依頼してくださいね。
天候などの悪影響が受けにくい
デザインアンテナの最大のメリットは悪天候の影響を受けにくいことです。
八木式アンテナだと
・悪天候でアンテナが劣化したり転倒した
・地震や強風でアンテナの向きが変わった
このような悩みに直面することがあります。
デザインアンテナは、屋根上よりも
・ベランダ
・屋根裏
・場合によっては室内
に取り付けるため、天候の影響を受けにくいのです。
デザインアンテナのデメリット
デザインアンテナが人気な理由は先ほど挙げた3つのメリットの中でも、
- 見た目がかっこいい
- 天候などの悪影響を受けにくい
というものが多い意見です。
しかし、デザインアンテナにもいくつかのデメリットがあります。
2.工事の初期費用がやや高い
3.工事に技術力が必要
致命的なデメリットはないのですが、デメリットになり得るという要素です。
これらを理解した上でデザインアンテナを検討してください。
通常のアンテナより電波が少し弱い
通常のアンテナの中でも、八木式アンテナは受信感度は最強です。
それに比べると、デザインアンテナはどうしても受信感度が低めになります。
また、周囲の環境によっては受信感度がさらに低くなることがあります。
こうした場合、デザインアンテナとブースターを併用して改善する方法があります。
工事の初期費用がやや高い
デザインアンテナは工事費用に関しても、通常のアンテナに比べるとやや高めです。
その理由は2つあります。
- 本体の価格が高め
- ブースターの導入がほぼ必須
このあたりは予算との相談が必要でしょう。
工事に技術力が必要
デザインアンテナの取り外しは一般的なアンテナに比べかんたんですが
・工事の際に開ける壁穴の施工
といった技術力が必要な部分もあります。
特に、設置場所の見極めが難しく、専門業者の中でも、高度な技術を持った業者に依頼をするのが良いでしょう。
また、取り付け時に壁に穴を開ける作業を伴うことがあります。
こうした場合には、壁穴から壁が腐食して、デザインアンテナの固定金具の腐敗を防ぐため、壁穴に防水施工もしておかなければいけません。
こうした理由から、デザインアンテナの設置工事には技術力が必要なのです。
ですので、業者選びには注意してくださいね。
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