今さら聞けない電気自動車(EV車)充電カードとは?

今さら感があるけど、充電カードってなんなの?

もしかすると、そんな悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?

今回の記事では、今さら聞けない電気自動車の充電方法と、そのために使う充電カードについてまとめていきます。

今さら聞けない電気自動車(EV車)充電カードとは?

充電カードとは、各メーカーのEV·PHEV車のオーナーが加入する認証カードのことで、この充電カードを使って、外出先の充電スタンドで充電を行います

充電カードがない場合でも、会員としてではなくビジターとして充電スタンドを利用することが可能です。

ですが、その場合は充電料金がとても高いので、基本的に外出先での充電には充電カードが必要です。

ちなみに外出先での充電というのは、スーパーやコンビニ、車のディーラー、ホテル、病院、ショッピングモール、デパート、高速道路のサービスエリア、道の駅などに設置されている充電設備を使って、充電を行うことを指しています。

充電カードですが、中古車の場合は、メーカーによって加入方法が違ったり、購入する車がEVなのかPHEVなのかによって加入するべきカードが違います。

加入するなら事前によく調べておきましょう。

他にも、カードによって特典や優待が違うので、このあたりも調べた上で決めると良いです。

なぜ「充電カード」が必要なのか?

充電カードが必要な理由を、利用者の立場でかんたんに説明すれば、公共の充電スポットを利用するときに「認証」が必要だからです。

日本にある、ほとんどの充電スポットがNSCネットワークというものに含まれています。
※ただし、課金をするのは、NSCではなく、NSCが指定した認証プロバイダーというサービスです。

このように紐付けされた認証を、ユーザーが通過するために認証カードが必要になるという構図です。

ビジターとして認証せずに使う方法もあるのですが、その場合は料金が高額な上に、手続きがかなり面倒です。

充電カードを所有する際に、あらかじめクレジットカード情報などを登録するので、それもあって公共の充電スポットで認証·課金がスムーズに行えるようになります。

電気自動車用充電カードの一覧

電気自動車用充電カードをご紹介します。

メーカーに関係なく加入することができるカード
発行元 カード名
e-Mobility Power e-Mobility Powerカード
JTB おでかけカード
日産自動車 ZESP3
各メーカーのEV·PHEVオーナーが加入できるカードの例
発行元 カード名
トヨタ EV·PHV充電サポート
ホンダ Honda Charging Service
三菱自動車 電動車両サポート
メルセデス·ベンツ Mercedes me Charge 充電カード
アウディ e-tron Charging Service
BMW ChargeNow
Volkswagen Volkswagen充電カード
ジャガー JAGUAR CHARGING CARD
ランドローバー LAND ROVER CHARGING CARD

※ただし、記事作成時点での情報ですので、ご留意ください。

オススメの「充電カード」の選び方

各社からカードが発行されていますが、かなり数が多く料金などもバラバラなので、どのカードを選べば良いのかわかりづらいと思います。

そこで大切な基準を2つお伝えします。

1つ目:使用している車種で選ぶ
どのメーカーの車に乗っていても加入できるカードと、各メーカーのEV·PHEVの所有者が加入できるカードの2種類があります。
車種によって、特典や優待がある場合があるので、まずはこの点を調べると良いです。

2つ目:生活スタイルや用途に合ったカードを選ぶ
同じ会社が発行しているカードでも、選択できる充電方法によって料金が違ったり、従量課金と定額制が分かれていたりします。
車をどのように使うかによって必要なプランが違うはずなので、この辺も事前にチェックしましょう。

使用している車種で選ぶ

いろいろと充電カードはあるのですが、特に国産車の場合はシンプルに考えることができます。

先ほど挙げた例からもわかるように、トヨタ、ホンダ、日産、三菱は、それぞれ独自のカードを発行していて、自社の車の所有者に大きなメリットがあるように料金などを設定しています。

ですから、独自で充電カードを発行しているメーカーの車を買うのでしたら、そこのカードを使うのがベストかもしれません。

もちろん、人によってこだわりや考え方も違うので、これが正解ではありません。

ですが、ややこしい場合はそのようにお考えください。

一方で、国産車でも、独自のカードを発行していないメーカーもあります

その場合は、どのメーカーの車の所有者でも加入できるカードから選ぶと良いでしょう。

自分が購入するメーカーの充電カードの料金や特典と、どのメーカーの車の所有者でも入れる充電カードの料金などを比較をして、検討すると良いでしょう。

生活スタイルや用途にあったカードを選ぶ

同じ会社が発行している充電カードでも、プランが分かれていることが多いです。

たとえば、「急速充電プラン」「普通充電プラン」「急速·普通充電併用プラン」といった具合に用途に応じたプランに分かれています。

一般的には、急速充電だけを使うというのは考えづらいです。

業務用の車で、ほぼ休みなく車を使うのなら急速充電だけを使うこともあるかもしれません。

一般的な使い方は、普通充電をベースに使いながら、外出先で緊急で充電しなければならないときに急速充電を使います。

ですから、買い物や近くの移動にしか車を使わないのなら普通充電用のプランで良いと思います。

それなりに車を使う頻度が高かったり、定期的に長距離ドライブをするのなら、普通充電と急速充電の両方が使えるプランがおすすめです。

あとは、月額費が高い代わりに、都度かかる充電料金が無料になるプランがある会社も存在します。

ご自身の車の充電頻度などに応じて検討してみましょう。

自宅に充電コンセントを設置すると便利

充電カードを使った充電について説明してきましたが、充電カードを使うのは公共の充電スポットを使うときです。

自宅に充電コンセントを設置しておけば、わざわざ公共の充電スポットに行かなくても、自宅にいる間に充電ができます

どのような充電設備を取り付けるかにもよりますが、最初は工事費がかかるとしても、電気自動車を数年以上乗ることを考えると、自宅で充電をした方が公共の充電スポットを利用するよりもお得になる場合があります。

また時間や生活の効率を考えても、自宅で充電ができた方が明らかに快適です。

なので、電気自動車の充電は、基本は自宅での充電で対応して、必要に応じて公共の充電スポットを使うのが、個人的にはオススメの方法です。

もし、自宅に充電設備を設置されるとするならば、それも想定して、充電カードも選ぶと良いでしょう。

まとめ

この記事では、電気自動車を検討している人に向けて、今さら聞けない充電カードの基本や、選び方についてまとめました。

充電カードは、各社から発行されているので、自分が購入した車種や、車の利用頻度などに合わせて、料金や特典などを調べて選択するのが好ましいです。

充電カードのサポート内容も、これからますます充実し変化してくると思いますので、定期的にチェックを入れておくと良いかもしれません。

これからますます電気自動車は注目されていくでしょう。

これまでのガソリン車では、基本的にガソリンスタンドに行って補給する方法しかありませんでした。

ですが、電気自動車は自宅で充電ができます

自宅に充電コンセントなど充電設備を設置したいとお考えであれば、ぜひアロー電工にご相談ください。

当社でも工事を承っておりますので、ご相談頂ければ、ご要望に合わせた形でお見積もりを上げさせて頂きます。

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